叔母の言葉

私の母の姉にあたるのですが、久我山に住んでいた叔母がいました。

とてもお洒落で、着道楽。バッグや靴、アクセサリーやお着物まで。
センスも質も良いものを沢山持っていました。
決して特別お金持ちだった訳ではないのですが、そういうものには惜しみなくお金を掛けていました。

私が小さい時、子供心にもあこがれた、エナメルのバッグやハイヒール。
ビーズのお財布や真珠、カメオのブローチ。

たまに会ったときに叔母が身に着けていたものは、何故か強く記憶に残っています。
そして私が今、そういったものを好きなのは、そのときの叔母の影響だと言うことに最近気が付きました。

これは私が若いとき、叔母から貰った象牙のアクセサリー。
ネックレスとブレスレット、イヤリングの3点セットです。(イヤリングは私がピアスにしてしまいました)
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シンプルなワンピースにこれを着けて、座っていた叔母の姿。

数年前に亡くなりましたが、色々な美しいシーンが私の記憶に残っています。

その叔母の口癖は、
「Mちゃん(私のこと)、欲しいものがあったらね、買っちゃえばいいのよ。
買っちゃったらね、払わなきゃならないんだから。お金なんてね買っても買わなくても無くなるのよ。
だったら買ったほうが、物は残るでしょ?」

欲しいものが見つかり、ものすごーく悩んだ時に、
この時の叔母の言葉がいつも蘇り、私の背中を押してくれます。笑

叔母が亡くなったとき、言葉通り物は残しましたが、見事に貯金も借金もありませんでした。
一つの生き方として、その潔さは尊敬に値します。

このハンドペイントの小箱はフランスのもの。  Sold
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by rosering | 2009-08-09 14:30 | その他のアンティーク | Comments(0)


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