明日は3月11日。
あの日からもう1年が経ちましたね。
もう、なのか、やっとなのか。
感じ方は人それぞれだと思います。
ここ、国立でも大きく揺れ、私が生きてきた上で、今までで一番大きく感じた揺れでした。
怖かった。
私は店にいて、丁度3名ほどのお客様がいらして、
皆で叫びながら外に出て、電柱にしがみついたりして。
道路にしゃがみこんでいる人もいました。
すぐに夫や娘たちに電話したけれど繋がらず、
かろうじて家にいた母には家の電話で連絡が取れました。
娘たちの無事もツイッターで確認出来、一安心して家へ帰りTVを付けたら、
目に飛び込んできたものは、あの大津波の映像でした。
それからの記憶はあまりありません。
おそらく、呆然とテレビの映像を見つめ続けていたのだと思います。
そして福島原発の事故。
あの日から1年。
あまりにも多くの犠牲。
あまりにも傷ついた人々の心。
東日本大震災で亡くなった方々
ここに亡くなられた方々のお名前が綴られています。
被害が甚大だった、岩手、宮城、福島のファイルを開くと、
その数の膨大さに言葉を失います。
いくら下にスクロールしてもスクロールしても終わらない数。
そして、そのお名前の横に書かれている年齢。
0歳、1歳、2歳・・・・。
いまだに行方が分からない方も3千人を超え、
その中の1割の家族の方は、まだ死亡届も出せずにいます。
「せめて、骨の1本でも見つかれば・・・」
行方不明のままでいるお子さんの親御さんの声です。
1年が経ち、あの時のことをTVでもまた繰り返し放送しています。
被災した方々の中にも、段々と重い口を開き始め、語ってくださる方もいます。
少しずつ、明るい笑顔が戻ってきている方々もいます。
津波で海底の砂が掘り起こされ、空気が入り、
海が活性化して漁業の面では良いこともあるそうです。
まだまだ復興には程遠く、問題は山積ですが、
そんな少しの明るい話題、そして子供たちの前向きな笑顔が救いです。
明日のその時間は黙祷し、
家族や大切な人たちと共に無事で1年過ごせたことに心から感謝して、
心静かに過ごしたいと思っています。
特集/3.11東日本大震災から1年…いま思うこと