古い小さな手鏡です。
本来は女性がハンドバッグに入れて、
お化粧直しの時に取り出して使うものだったと思われます。

鏡に多少傷がありましたが、銅製の周りの飾りが美しかったのと、
時代が古く、おそらくヴィクトリアン時代のもののように思われましたので、購入しました。
そして、なぜかとても心引かれる魅力がありました。

手元に届き、大事に手にとって磨いていたら、
鏡に誰か見知らぬ人が、映っているように見えるじゃないですか!
「えっ?!」

驚いたことに、光を当て角度を変えて見ると、
とてもハンサムな若い男性の写真が、はっきりと映りこんでいました。

昔の貴族の正装のような装い。
顎ひげを蓄え、知的で優しそうな眼差し。
肩幅も広く堂々とした体格。

西欧では、亡くなった方の遺髪や写真を入れた、
モーニングジュエリーなどもありますので、
一瞬、亡くなったご主人の写真を入れたものかと思いましたが、
そんな悲しいものは伝わって来ません
その写真からは、幸せな空気しか感じられませんので、
おそらく新婚時代か結婚間近のご主人が、
愛する奥様に贈った鏡なのではないかと。
ご主人がいない時も、奥様が肌身離さずその写真を持っていられるように、
そんな想いから作られたものではないでしょうか。

アンティークの不思議な世界。
時代を超えて、色々とそんな風に想像するのも、とても楽しいものです。

いずれにせよ、とても珍しいものだと思われます。
なので、しばらくは手元において、いらしたお客様にお見せして、
色々と想像を巡らせながら、ご一緒に楽しみたいと思います。
どうぞ、100年以上昔のハンサムな男性に、会いにいらしてくださいね。
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by rosering | 2014-01-14 13:04 | その他のアンティーク | Comments(2)
Commented by mari at 2014-01-14 14:41 x
ビックリした―――っ(@_@)
途中まで読んでいて、霊的現象!かよって思いました(笑)
素敵な物語に失礼しました。
すごく興味ある手鏡ですね。ハンサムな男性にお会いしたいナ!
Commented by rosering at 2014-01-14 17:26
mariさん ありがとうございます。
私も、写真に気がついた時には、本当にびっくりしました。
ちょっとドキドキしましたよ!
でもイケメンなので、何だか嬉しいです。笑
時代を経たものって、素敵ですよね~。



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