ローズリングには本格的な人形はありませんが、
小さなビスクドールやセルロイドのお人形などを飾っていると、
「可愛い!」と気に入って下さることが多く、
今まで何人もの子がそんなお客様の元に嫁いでいきました。
人形好きのお客様の年齢は様々で、20代の方からおばあちゃままで。
人形って女の子にとっては一生好きなものなのですね。
お人形と言っても色々ですが、私はこんな民族衣装を着たお人形が何故か好きなんです。
これはオランダの女の子。本格的な衣装を着ています。
私は彩り豊かな衣装が好きなんですね。
フル というレースで出来た髪飾り。
ロク という縞模様のスカート。
花模様の ジレ というブラウスのようなものを着て、その上に黒い上着。
黒木綿のエプロンの上部に ジレ と同じ花模様の布が接がれています。
花模様も古くインドネシアから輸入していたジャワ更紗の影響が見られる本格的なもの。
そしてクロンベンといわれる木靴を穿いています。
黒い靴下、ペチコート、下着まできちんとしたものを着けていて、
かつらの様な前髪、珊瑚色のネックレスまで本式。
オランダの民俗衣装の似合う体型というものがあって、
腕は太く、胸板は厚く、ほっぺたは赤いというものらしいです。
なるほど、この子はすべての条件を満たしていますね。
そしてこの表情。ちょっと三白眼の目つきが何とも言えません。
身体はセルロイドですが、可哀想なことに右腕に怪我をしています。
そして左手の小指が欠損しています。(J 曰く この子指をつめてる。 )

