長崎にある浦上天主堂に安置されていた、無原罪の聖母像。
原爆で崩壊した天主堂と共に焼失したと思われていましたが、
被爆しながらも26cmのお顔の部分だけ、奇跡的に焼け残り発見されました。
この被爆マリア像は、昨日カソリック長崎大司教ら巡礼団と共にバチカンを訪れ、
ローマ法王ベネディクト16世に祝福を受けました。
痛ましく傷つき、黒く焼け焦げながらも、かくも美しいマリア様。
この深い悲しみを湛える空洞の目が、人類の平和を強く訴えているように感じます。
ノーベル平和賞を受賞しながらも、来日時、広島も長崎も訪問しようとしなかったオバマ大統領。
そんな大統領よりも、この小さなお顔の存在感ほうが、
100倍も1000倍も核廃絶を訴える力を持っている、そう思います。