このブログで政治のことを書くのは好ましくないと思っていましたが、
今日だけはちょっと書かせてください。
今朝早く、鳩山総理が辞任を表明しました。
生中継でその演説を聴きました。
20分位だったのでしょうか?1度も原稿に目を落とすことなく、
自分の言葉で自分の気持ちをしっかりと述べられた、そういう辞意表明だったと思います。
簡潔で分かりやすく、とても心に響きました。
総理の志は正しかったと思うのです。
ただその高い志を実現出来る力が不足していた。完全に力量不足でした。
見通しも甘かったのですね。
育ちの良いおぼっちゃまタイプの人間を私は嫌いではありませんが、
こと政治家においては、ましてや国のリーダーにおいては、
それではまったく駄目なのだということが良く分かりました。
でも、気持ちは伝わっていたのです。
「沖縄から基地を無くしたい」 そう本気で思っている気持ちが分かり、ずっと見つめてきました。
自民党における官僚政治だったらありえない、そんな展開を見せていました。
沖縄に基地があるのは「あたりまえ」のことではないのです。
基地がある限り、沖縄には「戦後」が続いているのです。
本土の人間が忘れがちなそのことを、再認識させてくれた、そんな今回の出来事でした。
昨年の9月に政権が交代して、私達国民は自民党を捨て民主党を選びました。
その代表として選出されたのが鳩山総理でした。
それからまだ9ヶ月。
政権は交代したばかりなのです。
「政治家のための政治」では無く 「国民のための政治」 を実現させる可能性を持っているのは、
やはり民主党であり、少なくとも自民党では決して無い、と思うのです。
今こそ国民のしっかりとした目が試される時期だと思います。
鳩山総理の志が民主党の志であるならば、私は引き続き強く民主党を支持していきたい、そう思います。