ただならぬ佇まいに目が留まり、
「これはいったい何の壜だろう」
と思って裏を見ると、「NIKKA WHISKY」の文字。
ウイスキーのボトルか、どうしようかな。
時代を聞いても、売っている骨董屋さんも知らないと言う。
でもこの寒空の中、風格さえ感じられる堂々とした美しさに心惹かれ、購入。
仕入れから帰って来て調べると、
これは初代ブラックニッカ(特級)1956年製のものでありました。
『ブラックニッカ(特級)』が発売されたのは昭和31年。まだ宮城峡蒸溜所もカフェグレーン設備もない頃で、
使われているのは余市蒸溜所の原酒であった。』 「
ニッカウヰスキーと私」~竹鶴 威の回想録~」より
ボトルの口や肩のラインが非常に美しく、まったりとした黒い色。
このような壜は花活けにされると良いかと思います。
白い花が活けられる、美しい様を想像して。 高さ 21cm Sold