人気ブログランキング | 話題のタグを見る

関民さんのこと

ローズリングの裏手にある、関民帽子アトリエ。
以前このブログでもご紹介しました。
国立の誇りであった関民先生。
その民先生が亡くなられたのは昨年の末のこと。
去年の夏の暑さが堪え、秋に体調を崩されてからは、あっという間の出来事でした。
91歳で亡くなられた民先生は、亡くなる2日前まで病床の枕元で、
お弟子さんに帽子の指導をされていらしたそうです。
最後はアトリエの奥のご自宅で、愛したご家族に見送られながら、静かに息を引き取られました。

とてもお洒落で素敵だった民先生。
ここローズリングにも度々いらしてくださって、色の綺麗なジュエリーや、アトリエのディスプレイ用の飾り、
帽子製作に使われるレースやブローチなどをお買い求めくださいました。
特にジュエリーがお好きで、いつも大振りのイヤリングやブレスレットなどを好まれて、
ご依頼を受けて探したこともありました。
口癖のように「ここに来ると欲しいものばかりで困っちゃうわ」と仰って。
歳を取ると欲しいものが無くなる、と良く聞きますが、
民先生にはそれが当てはまりませんでした。
「体調が良いと、色々なものが欲しくなるのよ」と。
最後まで女性として美しくあられた民先生。
本当に色々なことを教えていただきました。
心からの感謝とご冥福をお祈りいたします。

先日、お弟子さんのお一人がいらして、民先生のご本を出版されたということで1冊プレゼントして下さいました。
先生がお元気だった時から企画製作され、悲しいことに追悼の形になってしまいましたが、
民先生の言葉や写真が沢山載っていて、とても素敵な本です。
亡くなるほんの数ヶ月前の先生の美しい素敵な笑顔。
偶然にも私からお買い上げくださったバングルをしていらして、悲しいけれど嬉しいお写真です。
関民さんのこと_f0196455_1825189.jpg
関民さんのこと_f0196455_183436.jpg

下は民先生の息子さんから頂戴した袱紗。ご主人の頑亭先生が描かれた仲の良いお二人の絵です。
関民さんのこと_f0196455_18174158.jpg

by rosering | 2011-05-18 18:20 | 国立のこと | Comments(4)
Commented by HATSUNE at 2011-05-19 01:17 x
この御本、読みたいですね。買います♪
Commented by rosering at 2011-05-19 07:53
HATSUNEちゃん おはようございます。

古き良き国立の象徴のような民先生。
国立住民としては心に刻んでおかなくてはならない方だと思います。
民先生のような方々が、今の国立を作ってくださったのだと。

素敵な帽子の写真も沢山載っていますよ。
増田書店 東西書店 amazon で取り扱われているようです。
http://www.izumaqui.com/news/
Commented by 葉月 at 2011-05-19 09:03 x
ご無沙汰しております
下界へ降りて 雑多な日々(中途半端に習ってルんで動きがとれないジャズダンスet・・)です

2007年、、になりますか
ちい散歩で お見かけしました あの時のご婦人
ちいさんが凄くお気に入りでお喋りされていた印象を受けました
roseさんのお店と出逢うご縁で 友人と訪ねた こちらのお店!
すごーく懐かしい大切なものが 窓際から伝わりました
その時は 先生の姿はありませんでしたが お弟子さんの方々が
静かにお針子。 今でも心に残っております
ご本 読んでみたいです!
Commented by rosering at 2011-05-19 14:11
葉月さん こんにちは。お久しぶりです。
ジャズにフラに、お忙しい毎日でしょう。
これからの季節は山の家は涼しくて良いですね!
お元気そうで何よりです。

そうそう、あの時ちいさんにハグされて、元気になられたのですけどね。
急なことで本当に残念です。
あのアトリエはあのまま保存されるようですが、
中での作業は無くなったようです。
でもアトリエがあのままで良かった!
まるであの窓の奥で、今でも民先生が帽子を作っていらっしゃるようですものね。
女性として、歳を重ねてもあのようにお洒落を楽しむべきだという、お手本のような方でした。
ご本、良かったら読んでみてくださいね。


<< 薔薇 ETV特集「ネットワークで作る... >>