先日、店からの帰り道の出来事。
もう暗くなっていて、私は富士見通りを歩いて家へ向かっていました。
その時、反対側の歩道に止めてあった自転車が、どうした弾みかガシャンと音を立てて倒れました。
大きな音に振り返って見たら、何と自転車の前には2歳くらいの小さな男の子が乗っていて、
椅子に乗ったままでしたが、車道に落ち、少し頭を打ったように見えました。
思わず道を渡って駆け寄ってしまいました。
お母さんも軽くパニック。緊張した面持ちで男の子を抱き上げて、一生懸命なだめています。
男の子は大きな声で泣いて、大粒の涙がポロポロと。
男の子とお母さんを慰めながら、私も涙がこぼれました。
・・・フラッシュバックです。
私の双子がやはり2歳くらいのとき、自転車の前と後ろに乗せたまま、
同じように二人まとめて倒してしまったことがありました。
うちの子達も、もう少しで車道に投げ出されてしまうところでした。
本当にショックで、自分を責めました。
運良く無事で何事もなく、ちょっとコブが出来たくらいで済みましたが、
それはたまたま運が良かっただけのこと。
大事故になるかならないかは、紙一重。
その時は自分も死んでしまいたくなるような気持ちでした。
あの時の光景がまざまざと蘇ります。
あれからもう25年も経っているのに、今だに心が痛い。
こぼれる涙に自分でも驚きました。
親は一生懸命子育てをしますが、時折魔が差したように、このような事故が起こることがあります。
でも皆頑張って育てているのです。
男の子が無事で本当に良かった。
25年前の事は私の娘達は覚えてはいないと思いますが、
「あのときはごめんね」と、心の中でつぶやきながら。
古いラインストーンのブローチです。
時代のあるラインストーンは、現代のものと違って、ギラギラ感がなく、落ち着いた渋い輝き素敵です。
大きさは4,5×3cm。sold