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2009年 11月 05日 ( 1 )

金継ぎ

昨日の朝日新聞の夕刊に「お皿で映画でストレス発散」というコラムがありました。
お皿やコップをを割ったり、泣ける映画を観て思いっきり泣いて、ストレスを発散するという試みがあるそう。

「〇〇のバカヤロー」「ボーナスゼロはないだろう」 叫び声と共に、フェイスガードした人たちが、コンクリートブロックめがけて皿やカップを投げつけていく。「ガッシャーン」と割れる音が響く中、歓声を上げ、ガッツポーズで腕を突き上げる。みんな晴れ晴れとした笑顔だ。

東京多摩市の整体師の方が運営する移動店舗。
使用するカップやお皿は、窯元などへ行って、売り物にならない不良品を買い集めているそう。

この記事を読んでなんとなく嫌~な気持ちになったのは、私だけでしょうか?
泣ける映画は良いけれど、お皿を割るって・・・・・どうなの?

高価な陶磁器でなくても、器をうっかり割ってしまった時のあの悲しい気持ちは、
言葉では上手く表現できません。
「ごめんね・・・・」と心の中でつぶやきます。

おっちょこちょいな私のために、J は金継ぎが出来るようになってくれました。
腕前も段々と上達し、今ではたまにお客さまの器の直しも請け賜るようになりました。

金銀の直しが施されている器はそれだけ長く大事にされてきた証拠。
昔はとても貴重品だった陶磁器は、壊れたからって簡単に捨てたりせずに、
直しなおし使われていたのです。

だからこれってどうなの~~??
私だったらお皿割ったからって、ストレスは発散出来ない。
却って自己嫌悪に陥りそう・・・。
でもまあ人それぞれだしなぁ。
いずれは処分されてしまう、行き場のない器たちなのだから、
どんな形にせよ、お役に立つことが出来るのは良いことなのか? 分かりません。

これはJが直した器たち。(昨夜携帯で写したので写真が綺麗でなくてすみません)
韓国で私が買い求めてきた李朝の杯。
欠けがあったためお安くしていただきました。金直しが施され、良い景色になっています。
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by rosering | 2009-11-05 14:05 | 食器 カトラリー | Comments(10)